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小児皮膚科

子どもの皮膚は、大人に比べて非常にデリケートなので注意が必要です。また、子ども特有の皮膚症状も多く見られます。そのため、しっかりと診察した上で子ども一人ひとりに合った方法で治療を行います。

アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹、乳児湿疹、オムツかぶれ、乾燥肌、じんま疹、食物アレルギー、熱傷、日焼け、しもやけ、ケロイド、円形脱毛症、水ぼうそう、水イボ、尋常性イボ、カンジダ症、とびひ、アタマジラミ症、虫刺され、外傷、その他

イボ

どんな病気?

ヒト乳頭腫ウイルスというウイルスが、小さな傷、ささくれなどから入り込み、皮膚や粘膜に感染して皮膚の盛り上がりができる病気です。ウイルスの型が大変多く、どの型に感染するかによって、形状や発生する場所が違います。触っているうちに周囲の他の部位にうつることがありますが、他の人にうつることはほとんどありません。ただし、性器周辺にできるものは性行為によって他の人にうつります。また、ウイルス性ではなく、皮膚の老化によっておこるもの(老人性疣贅)もあります。

症状は?

感染したウイルスの型によって症状はさまざまです。群れてできるものと、単独でできるものがあります。ふつう「イボ」と呼ばれているものは尋常性疣贅といいますが、皮膚が盛り上がり、表面がざらざらしています。青年性扁平疣贅はわずかな盛り上がりで、表面がなめらかです。足の底にできるものはあまり盛り上がらずタコやウオノメと間違えられることもありますが、削ると点状に出血するところが特徴です。

治療方法は?

ウイルスそのものに効くワクチンや特効薬はなく、イボを取りのぞく治療を行います。液体窒素(-196℃の液体)で凍らせためん棒をイボにつけて凍結させて取る方法(凍結療法)、切除する方法、薬を塗る方法、レーザーや電流で焼いて取る方法、内服薬を用いる方法などがあり、症状や患者さまの状態、体質などに応じて使い分けます。たいていは、くり返し何度か治療を受ける必要があります。

生活で注意することは?

感染場所となりやすい小さな傷や髭剃りあと、水虫、指のささくれ、手足の荒れ、靴ずれなどの傷はきちんと治療して、皮膚を清潔に保っておきましょう。イボは簡単にうつる病気ではありませんが、傷があるとそこに感染しやすく、また治りにくいので、傷をつくらないように気をつけましょう。

とびひ

どんな病気?

皮膚に細菌が感染して起こります。原因となる細菌の種類によって症状が違い、黄色ブドウ球菌が原因の水疱性膿痂疹と、溶血性連鎖球菌が原因の痂皮性膿痂疹があります。多く見られるのは水疱性膿痂疹で、乳幼児を中心に、主に夏に発生します。痂皮性膿痂疹は季節・年齢を問わず見られ、アトピー性皮膚炎の患者さまにできやすい傾向がありますが、まれです。飛び火のようにあっという間に他の場所に広がってゆくことから、この名前がつけられています。

症状は?

水疱性膿痂疹は、虫さされや擦り傷などの傷口に細菌が感染し、水疱(みずぶくれ)ができます。水疱はすぐにやぶれ、びらん(ただれた皮膚)になり、中の液がつくことで他の場所に広がります。軽いかゆみもあります。
痂皮性膿痂疹は、赤みの強い小さな水疱や膿疱(膿を持った水疱)ができ、破れてびらんとなったあと厚い痂皮(かさぶた)になり、広がります。痛みを伴う場合や、熱が出てのどが痛くなったり、リンパ節が腫れることがあります。

治療方法は?

それぞれの原因菌に対して有効な抗菌薬を用いて治療します。内服薬が主ですが、点滴注射を行う場合もあります。水疱はひろがりを抑えるために中の液を抜き、抗菌薬の塗り薬を塗ってガーゼで覆っておきます。抗菌薬の上から亜鉛華軟膏(炎症を抑え、皮膚を保護する)を重ねて塗ることもあります。

生活で注意することは?

●原因となる細菌は、普段から人間の身体に住んでいる菌です。虫刺されやあせも、擦り傷などは早めに治療して感染を防ぎましょう。掻いて引っかき傷を作らないようにすることも大切です。爪は短く切っておきましょう。

●汗をかいたらそのままにせず、こまめにシャワーなどで皮膚を清潔に保ちましょう。

●医師の許可が出るまでは、学校などは休ませましょう。

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